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超制電・高制電 ユニフォームの開発
超制電・高制電のユニフォーム開発
制電の仕組み
- 半導体製造
ラインでは…
- 半導体・ナノテクノロジー分野を支えるクリーンルームや製造ラインにおける作業環境を調査・肩章・研究し、機能性・経済性・快適性・等の諸条件をクリアーしつつ、製品の不良化を防ぐために開発されたのがIEC(国際電気標準会議)規格のユニフォームです。
半導体製造ラインでは、通常に取り扱い作業をしていても、静電気放電によって、製品が破壊されてしまう可能性があります。
近年、超高性能製品が数多く出現してきましたが、すべて、進化した半導体等が、その製品を支えてい
るのです。
製品が完成したときには、あらゆる故障への対応が施された状態ですが、部品製造・部品輸送段階では、丸裸の状態で、故障・破壊への対応力が無い状態が普通です。
そんな中で、製品を無事に出荷するには超制電・高制電の作業服が重要な役割を果たすのです。
- 帯電防止の
仕組み
-
半導体や基板がもっとも嫌うのが、静電気や塵・ホコリです。
それらに対応するユニフォームとして、開発されたのが『超制電・高制電ユニフォーム』なのです。
ユニフォームに配する導電繊維を、JIS規格以上に細かく、格子状に入れることで、電子の動きを導き、ユニフォーム表面に電子をとどまらせません。(帯電させません)
たとえ、どの部分で静電気が発生しそうになっても、導電繊維がユニ
フォームの表面を電気的に連続でつながっているため、通電性が高く、静電気放電を起こさない、言わば、通電させることで逆に電子を逃がしてあげる仕組みになっているのです。
事故に結びつくような帯電をさせないことで、商品を安全に製造・搬送可能にしているのです。
- ホコリ付着も
トラブルの元
- また、静電気の発生を極力抑えている為に
、塵・ホコリの吸着も抑えます。
というのも、空中に漂っているゴミやホコリも、実は帯電トラブルの大きな原因になっているからです。
それは、ゴミやホコリのほとんどが、+か-いずれかの静電気を帯びているためです。
その結果、+に帯電しているゴミやホコリは、-に帯電しているモノに引き付けられます。
大気中には、+や-に帯電しているゴミやホコリが無数にあるため、帯電したあらゆる物質にくっ付いてしまいます。
つまり、「超制電・高制電の作業服」=「塵・ホコリが付きにくい作業服」ともいえます。
ホコリやゴミ付着が外観不良につながるトラブル防止や、髪の毛などの異物混入防止にも一役買ってくれる優れた機能なのです。
そのため、半導体・ナノテクノロジー工場では、超制電・高制電と併せて、低発塵素材を採用しています。